当局は16日(月)より、燃料漏れによって水質汚染問題を引き起こしたオアフ島レッドヒル地区にある燃料貯蔵施設から燃料を抜き取る作業に着手したと発表した。
当局では今回、レッドヒル地下の燃料貯蔵施設タンク内にある燃料を、真珠湾内に停泊しているタンカーに移送する作業に着手。1,100万ガロンの燃料を移送することができるタンカーのエンパイアステート号に移送された燃料は、オアフ島西部のカポレイ地区にあるアイランド・エネルギー・サービスまで搬送されるほか、もう一艘のトームサンダータンカーに移送される燃料は、フィリピンに移送される予定となっている。
なお、燃料の抜き取りと移送作業は年明け1月まで行われる予定で、ハワイ州のグリーン州知事は「一滴も燃料も漏らすことなく作業を完了するため、人員の増員や監視の徹底を行い、二重、三重の安全対策を講じて作業にあたっています」とコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ