米国魚類野生生物局は、現在絶滅していると考えられている21種の種を絶滅危惧種法から除外すると発表。絶滅とみなされた21種のうち8種はハワイ固有の野鳥となっている。
米国魚類野生生物局のマーサ・ウィリアムズ長官は「絶滅危惧種に指定されていた野鳥の中には、最後に目撃されたのが何年も前に確認された種もあり、それらの多くは60年代または70年代に絶滅危惧種に指定されていました。今回、利用可能な最良の方法を駆使して厳密な検討を実施した結果、最終的に絶滅危惧種に指定されている21種が現在は絶滅している種として分類することとなりました。連邦政府の保護は、絶滅危惧種に指定された種の減少を好転させることには間にいませんでした。これは、手遅れになる前に危機に瀕した種を保護することの重要性に対する警鐘です」とコメントしている。
当局では今回、絶滅危惧種法が今年で50周年を迎えるのに伴い、21種すべての絶滅状況を更新。当局者らは、21種は絶滅と分類されたものの、絶滅危惧種法は絶滅危惧種の保護に役立ち、実際にリストに掲載されている種の99%を絶滅状態から回復し、保護と回復の努力により、100以上の動植物がリストから除外されたとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ