UH(ハワイ大学)は、同大学システムが奨学金などとして活用する資金獲得を目的とした10億ドルの募金キャンペーンをスタートすると発表した。
UHのデビッド・ラスナー学長は「ハワイ州唯一の公立大学として、ハワイ州立大学には、ハワイ島全体の人々と地域社会の生活の質を向上させる質の高い高等教育の機会を提供する責任があります。高等教育が豊かな未来への架け橋となる学生や家族を支援するには、民間の支援が不可欠です」との声明を発表。支援者に対して寄付を呼び掛けている。
UHによると、10億ドルの基金のうち、すでに5億6,900万ドル以上を獲得。集まった寄付金には、海洋と気候変動の研究のためにと、フェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグとその妻プリシラ・チャン博士から提供された5,000万ドルが含まれているとしている。
なお、UH側は今回の募金キャンペーンについて、奨学金と学生の成功を促進するとともに、重要な研究への資金提供やネイティブハワイアンの学生の進学の強化、大学の持続可能性を向上させることなどが目的であるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ