火災以降マウイ島でのDVホットラインの利用が増加

2023.11.19

日刊ローカルニュース

8月8日(火)の大規模火災以降、マウイ島唯一の24時間対応の家庭内暴力緊急ホットラインへの通報件数が約2倍に急増していることが明らかになった。

ホットライン関係者によると、家庭内暴力緊急ホットラインへの電話は8月8日以降、月250件から550件以上に増加。エグゼクティブディレクターのサノエ・カイフエ氏は「性的暴行事件、家庭内暴力、薬物乱用など、あらゆる事件を目にしています」とコメント。通報件数は安定しつつあるものの、事態はより深刻になっているようだとしている。

米国連邦緊急事態管理庁(FEMA)によると、家庭内暴力緊急ホットラインへの通報数の急増は、暴力と災害によって増大するストレスとの関連性を示す研究と一致していると説明。FEMAの対応チームは、8月8日以降、マウイ島で1万2,000件以上の健康問題に遭遇したと報告しているほか、専門家は、火災時のショックは薄れつつあるものの、二次的なトラウマが生じ始めていると指摘。カイエフ氏も「うつ病、不安症、さらには過敏症という形で、この時期に人々が示しているもう一つの大きな症状が、私たちが目にする機会が増えていると思います」と語っている。

臨床心理学者のリチャード・リース博士は、家庭内暴力事件が増加しているのは残念なことではあるものの、同様のことは新型コロナウイルスのパンデミック時にも確認されているとし、今後、家や学校を失った子どもたちにも、長期的な問題を避けるために高度な支援が必要であるとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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