ハワイ州保健局は、州内でインフルエンザが流行傾向にあるとして、市民に対して注意を呼びかけるとともに、予防接種を受けるよう促している。
当局によると、11月5日(日)から11日(土)までの1週間で、外来患者の4%がインフルエンザと診断されており、これはインフルエンザシーズン平均の3.3%よりも高く、全国の感染率の3.5%よりも高い水準で、特に若者の間でインフルエンザの感染者が増加していることを確認しているとしている。
当局では、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、RSウイルスの感染者が同時に急増する「トリプルデミック」への懸念が高まっているとして、感染者像による医療システムへの影響を最小限に抑える最善の予防策は3つすべてのワクチン接種を受けることだと主張。市民に対し、予防接種を受けるよう呼び掛けるほか、予防接種を受けないことを選択した人々に対して、コミュニティで最も弱い立場にある若年層や高齢者の感染を最小限に抑えるために、手洗い、病気時の隔離、マスクの着用も効果的だとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ