古代ポリネシアで用いられていた木造航海カヌー船のレプリカとして知られるホクレアが、太平洋一周の旅の最初の行程を終えてホノルルのサンドアイランドにある本拠地に帰還した。
ホクレアは今夏より、「モアナヌイアケア(地球への旅)」と呼ばれる新たな4年間の航海に挑んでいたものの、8月にマウイ島ラハイナ地区が火災によって壊滅的な被害を受けたため急遽計画を変更。今後、ホノルルでカヌーの清掃と修理が行われた後にマウイ島のラハイナへ向かい、その後ハワイ州を一周してから太平洋一周の旅を再開させる予定となっている。
ホクレアはアラスカ州から4年間の航海をスタート。マウイ島の火災発生時にはブリティッシュコロンビア州とワシントン州に向けて航行中だった。
関係者によると、ホクレアは今回、マトソン社のコンテナによってハワイに帰還。来年初めにマウイ島へ向けての航海を開始する予定となっているほか、ホクレアの姉妹船であるヒキアナリアはすでに救援物資を積んでマウイ島へ向けて出発しているとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ