オアフ島ダウンタウンのクイーンズメディカルセンターの向かいにある保健局の駐車場内に設置されていた、ホームレスの人々の生活再建を目的とした極小住宅「タイニーホーム」が閉鎖される予定であることが明らかになった。
「タイニーホーム」は、ハワイ州のグリーン州知事がホームレス問題解決の一案として進めているプロジェクトで、クイーンズメディカルセンター向かいに設置されたタイニーホームのある「プラマ・オラ・カウハレ」では、路上生活者の医療ニーズなどに対応。当局関係者は、約6カ月間の運営期間中、20人以上に住居を提供し、約800人がシャワーやトイレなどのサービスを利用したとしている。
グリーン州知事は「本音を言えば、ダウンタウンのこの場所にプラマ・オラ・カウハレがあることは非常に好ましいことですが、この場所は6カ月のみとの契約で利用しているため、保健局に返還しなければなりません」とコメントするとともに、タイニーホームを利用したホームレス問題解決のプロジェクトであるカウハレ・イニシアチブにはすでに承認された州の資金である6,500万ドルが提供されており、今後、オアフ島のウィンドワード地区とホノルル市内の2カ所に新たなカウハレを立ち上げる予定であるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ