マウイ郡当局は18日(月)、8月の大規模火災の瓦礫の処分場として、島西部のオロワル地区に仮処分場を建設すると発表。地域住民などから環境に関する懸念の声が上がっている。
郡当局側は、火災瓦礫を米国本土に輸送するだけでも費用がかかり、瓦礫撤去の期間が何年も延びることになるため、島外への瓦礫の移動案は除外されたと説明。島内で処分するには最終処分場が完成するまでオロワル地区に仮処分場を設置するしかないと主張し、仮処分場の建設が完了する来年1月にも、米陸軍がラハイナからオロワルへの瓦礫の搬出を開始する見込みである説明。当局の関係者らが焼却区域内で撤去プロセス全体を監視する予定であるとしている。
なお、郡当局はオロワル地区での瓦礫保管による環境への影響への懸念を払拭するべく、最終的に火災瓦礫はマウイ島の別の場所にある処分場に移送される予定で、現在、マウイ島中部と西マウイの8つの候補地を移送先として検討しており、早ければ今週中にも郡議会にて最終処分場に関する投票が行われる見込みとであるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ