違法花火の打ち上げで8名が負傷

2024.01.02

日刊ローカルニュース

オアフ島では31日(日)の大晦日、島内各地で多くの違法花火の打ち上げなどが行われ、8名が病院に搬送され、6名が重傷となっていることが明らかになった。

ホノルル救急救命士のジム・アイルランド所長は「大晦日の夜は我々にとってもっとも多忙な夜で、通常の日には見られないさまざまな怪我が確認されています」とコメント。当局には花火に関連した通報が数多く寄せられ、そのうち子ども3名を含む少なくとも6名が重傷となっているとし「これらの負傷者の方々の怪我は醜いものであり、四肢の喪失や永久的な視力喪失など、違法花火によってこの6人の方々は生涯にわたる変化をもたらされることになるでしょう」と述べている。

救急隊員によると、ワイパフ地区では室内で爆発物が爆発し、14歳の少女が腕、足、顔に複数の負傷を負ったほか、カポレイ地区では、67歳の男性が花火の爆発で前腕に深い裂傷を負い、重篤な状態となっている。また、カハルウ地区では、花火の爆発により64歳の男性が目を広範囲に負傷し、緊急治療室に搬送されたほか、ホノルル市内でも35歳の男性が花火によって目を負傷して搬送されている。

オアフ島では、10年以上前から個人での打ち上げ花火の使用などを禁止する法案が施行され、爆竹の使用のみ許可されているものの、年末から年始にかけて島内各地で多くの違法花火の打ち上げなどが行われており、毎年、大晦日前後に違法花火による負傷者が出ている。

なお、ホノルル救急医療サービスによると、オアフ島内では31日(日)夕方以降、花火に関連した火災が23件発生。そのうち2件は建物火災、3件は林野火災だったものの、いずれの火災も当局によって対処され、大規模な二次被害などは確認されていない。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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