オアフ島にあるカピオラニ・メディカル・センターの労働組合に所属する看護師らは21日(日)より、病院との労働交渉が合意に至っていないとしてストライキをスタート。28日(日)までストライキが行われる見込みとなっている。
今回ストライキを行っているのは、カピオラニ・メディカル・センターに勤務している数百名の看護師で、ストライキを実施する主な理由として人員配置と看護師対患者の比率の改善にあると主張。看護師側は病院に対して適切なケアを提供するには看護師の人数と患者数の割合が見合っていないとしている。
いっぽうカピオラニ・メディカル・センターのギジェット・ルスケッタCOOは「私たちは看護師を尊敬しています。 私たちはケアチーム全体を尊重します。 しかし、私たちの優先事項は患者ケアであり、必要な時に、必要な患者ケアを、必要な瞬間に提供する能力が必要で、看護師はその瞬間にケアを提供できる柔軟性を備えているべきです」とコメント。同時に、看護師組合に対し、連邦調停者と面会するよう何度か要請したものの拒否されたとしている。
なお、カピオラニ・メディカル・センターでは、同センターの看護師がストライキに突入したことを受け、病院機能が中断されないようにするため、産科や小児科のケアに豊富な経験を持つトラベルナースを雇用して対応しており、今後も患者と地域コミュニティに引き続き適切なケアが提供できるよう、最善を尽くすとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ