昨年4月に閉店したオアフ島ダウンタウンにあった米大手スーパーマーケットチェーンのウォルマートのフォートストリートモール店の跡地を、大手不動産会社のアバロン・グループが取得したことが明らかになった。
アバロン・グループは、サウスキングストリートにある約10万平方フィートの小売スペースを3,825万ドルで購入。今後、オフィススペース、ドッグパーク、ピックルボールセンター、駐車場のほか、最大100戸の住宅を備えた建物に改築する予定であるとしている。
ダウンタウンの関係者は、ウォルマート閉店以降、地域の安全性を高めるため、退職警察官と現役警察官からなる民間警備員を雇用したほか、犯罪行為を排除するためにファーマーズマーケットなどのイベントも主催しているものの、ダウンタウンのゴーストタウン化は進んでいると指摘。フォート・ストリート・モール改善地区のエグゼクティブ・ディレクター、エド・コリブスキー氏は「企業の勤務時間だけでなく、24時間にわたってダウンタウンの人口密度をアップさせる必要があり、新しいアイデアによってダウンタウンにより多くの人が訪れるようになることを期待しています」とコメントしている。
なお、アバロン・グループではプロジェクトの第1段階を1年以内に完了したいとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ