ハワイ州保健局は、全国的に麻疹感染者が増加しているとして、市民に対して注意を呼び掛けている。
当局によると、現時点でハワイ州で麻疹が流行している兆しはないものの、アメリカ疾病予防管理センターが麻疹症例の急増を確認。先週の時点で16の州で41件の感染が検出されているとして、医師らに対して麻疹に対して注意するよう促している。
また、ハワイ州の幼稚園児の85%強が麻疹の予防接種を受けてはいるものの、これは推奨接種率より10%少ないとして、ハワイ州は麻疹の予防接種の低下も懸念材料となっており、州の疫学者サラ・ケンブル博士は「新型頃ウイルスのパンデミックの間、人々がワクチン接種をためらうという問題がより多く見られたと思います。麻疹が流行する可能性が高まっている
今こそ、予防接種など健康に関する情報を把握する絶好の機会だと思います」とコメントしている。
なお、ハワイ州では12カ月以上の小児はMMRワクチンを2回、生後6~11カ月の乳児にはワクチン1回の接種が推奨されている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ