ハワイ州のグリーン州知事とマウイ郡のビッセン郡長、連邦当局者は8日(金)、州内各地に80台の山火事センサーと16台の風センサーを配備すると発表した。
今回、当局が設置を予定している山火事センサーと風センサーは、それぞれ人工知能が搭載されたAI警報システムで、関係者は、火災が発生した際に出る煙と煙が運ぶ粒子をセンサーが感知し、その後、地元の消防署に警報を発信するため、警報を受けた消防士が火災の拡大を止めるために迅速に行動できるようになるほか、検知センサーが山火事が始まる前の状況の変化も特定。24時間の感知と警報機能も備えているとしている。
また、同センサーは避難が必要になった場合に市民に通知する早期警報情報も提供可能で、事前にプログラムされた連絡先に電子メールまたはテキスト通知を送信できるとしている。
なお、今回導入されるセンサーに関し当局側は、4月8日までには20台の火災センサーが各郡に到着予定となっているほか、昨年マウイ島で発生した前例のない山火事後の長期的な復興努力を支援するとした国土安全保障省の継続的な取り組みを示すため、無償で州に提供されるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ