ポリネシア航海協会は、昨年発生したマウイ島ラハイナの大規模火災を受けて一時停止していた太平洋全域への航海を再開すると発表した。
古代ポリネシアで用いられていた木造航海カヌー船のレプリカとして知られるホクレアは、昨年6月より「モアナヌイアケア(地球への旅)」と呼ばれる新たな4年間の航海に挑んでいたものの、昨年8月にマウイ島で発生した大規模火災を受けて一時的にハワイへ帰還していた。
ポリネシア航海協会会長で船長のナイノア・トンプソン氏は、来月よりホクレアの乗組員が深海訓練航海を実施し、6月にはオアフ島で開催されるフェスティバル・オブ・ザ・パシフィック・アーツに参加。7月から2月にかけて州での航海に臨み、その後、ホクレアと姉妹カヌーのヒキアナリアは、南太平洋を経由して太平洋横断航海を再開し、途中ニュージーランド、日本、メキシコ、中南米、タヒチに立ち寄り、2028年に航海を終了する見込みであるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ