ハワイ島の外来種委員会は、島内で害虫のサイカブトムシ(coconut rhinoceros beetle)の成虫3匹を捕獲したと発表した。
委員会によると、サイカブトムシの成虫が捕獲されたのは、西ハワイ衛生埋立地近くのハワイ・アース・リサイクル施設とワイコロア乾燥林イニシアチブの罠で、西ハワイ地区で1匹、ワイコロア地区で2匹の計3匹の成虫が捕獲されたとしている。
ハワイ島では、2023年10月にワイコロア地区の私有地から数匹のサイカブトムシの幼虫が確認されたものの、成虫は確認されておらず、幼虫が確認された後、当局が幼虫が確認された地区吹きや周辺の危険地域に約150個の罠を設置。サイカブトムシの繁殖を注視していた。
なお、サイカブトムシは、ハワイ諸島に生息しているヤシの木の種子のほか、バナナやタロ、パイナップル、サトウキビなどにも悪影響を及ぼす害虫として知られており、当局者らは、ワイコロア地区とプウアナフル周辺地域の住民に対し、庭に敷わらなどがないか注意深く検査することや緑の廃棄物を地域外に持ち出さないよう勧告している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ