ハワイ州保健局が発表した最新の報告書で、州内で自らの意思で医師の幇助によって自殺することを認める「安楽死」を選択した患者の数が50%増だったことが明らかになった。
最新の報告書によると、2023年度に安楽死を選択した患者の人数は91名で、2022年の60名と比較して約50%増となっている。
保健局は安楽死を選択する患者の人数が増加した背景には、昨年よりハワイ州の尊厳死に関する法案が改正され、安楽死提供者の選択肢が増え、薬の申請待ち時間が20日から5日に短縮されるなど、安楽死へのアクセスが向上したためだとしている。
なお、最新の報告書では、安楽死を選択した患者のほとんどが末期癌と診断され、終末期患者の約80%がホスピスに入所していることも明らかにしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ