カウアイ島のハナペペ地区近郊で15日(月)正午ころより山火事が発生。知事代行を務めるシルビア・ルーク副知事がハワイ緊急管理局に緊急対応活動を支援する権限を与える緊急宣言に署名している。
当局によると、15日(月)18:30時点で、ハナペペとカウマカニの間の推定1,000エーカーの地域が焼失。しかし、当局や州兵などによる懸命な消火活動によって、同日20:20の時点で山火事の60%以上が鎮火している。
当局は、緊急警報の発令に伴い、西カウアイ地区の約200世帯に避難勧告を発令。120人がワイメア高校、約30人がハナペペ地区センターに設けられた緊急避難所に避難する事態となったほか、山火事によってカウマカニキャンプの家屋ではない建物1棟が全焼したものの、そのほかの建物への被害や怪我人などは確認されていない。
カウアイ島電気局では、山火事の発生に伴いハナペペ、カウマカニ、パカラ、ケカハ、マナ、コケエの一部への送電を一時的に停止。また水道局も、ハナペペからケカハ間の顧客に対し、追って通知があるまで節水通知を発動している。
なお、当局によると、山火事はハナペペのモイロード沿いにある枯れ木が生い茂る畑で発生。現時点で火災の発生原因は不明となっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ