ハワイ島のハワイ火山国立公園当局は、キラウエア山頂での地震活動が活発化しているとして、公園の一部の区域を一時的に閉鎖している。
当局によると、キラウエア山ではチェーン・オブ・クレーターズ・ロード付近の山頂南東部で地震活動が急増しており、安全性の観点などから、チェーン・オブ・クレーターズ・ロードのデバステーション駐車場の交差点から海岸までの区間のほか、クラナオクアイキ・キャンプ場、ナフク溶岩洞の南にあるクレーター・リム・トレイル、沿岸のバックカントリー地域、ナパウ遺跡など、公園内の一部区域を一時的に閉鎖することになったとしている。
なお、ハワイ火山観測所によると、現在の状況がすぐに噴火につながるのか、あるいはマグマが地下に閉じ込められたままになるのかは不明ではあるものの、キラウエア山の上部にある東リフトゾーンで噴火が起こる可能性があるとして、今後もキラウエア山の状況を注視し続けるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ