USGS(米地質調査所)、ハワイ島キラウエア山で週末にかけて地震活動が活発化しているとして、キラウエア山の警戒レベルの引き上げを行っている。
当局では今回、地上での火山警戒レベルを「注意」から「警戒」に引き上げたほか、航空警報の色も「黄色」から「オレンジ色」に引き上げており、ハワイ火山観測所関係者は、23日(火)3:30頃より、キラウエア火山の上部東リフトゾーンで地震と地盤変形がスタートし、パウアヒ火口付近で最大マグニチュード3.1ほどの地震が約40回ほど確認され、マグマが地表下で動いている兆候が出ていると指摘。噴火が発生した場合に備えていくつかの地域を閉鎖するとともに、警戒レベルの引き上げを行うことになったとしている。
なお、当局では今後、ハワイ火山国立公園と常に連絡を密にしつつ、火山の状況を注視していくとコメントしているほか、公園来園予定者や居住者に対し、火山に関する最新情報を入手し、ハワイ郡およびハワイ火山国立公園のガイドラインに従うよう呼び掛けている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ