ホテル従業員の労働組合であるローカル5は16日(金)、カウアイ島のシェラトン・カウアイ・リゾートの組合員がストライキに関する投票を行い、91%がストライキの実施に賛成票を投じたと発表した。
シェラトン・カウアイ・リゾートのスタッフのひとりは「人員不足のため、連日12時間勤務を強いられたりしています。経営陣に『フロントデスクの人員とサービス時間をパンデミック以前の状態に戻すのはいつですか』と何度も尋ねましたが、4年たっても改善されない状況となっています」とコメント。多くのホテルがコロナ禍でのサービス削減を維持しているため、そのことが従業員に打撃を与え、雇用機会と賃金の減少につながっていると指摘している。
なお、シェラトン・カウアイ・リゾートの組合員はホテルの経営陣に対し、賃金の引き上げ、人員削減の撤回、ゲストサービスとアメニティの仕事に対する保護策の導入を求めており、経営陣との交渉が決裂した場合には、いつでもストライキの実施を呼び掛けることができるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ