米国気象サービスは、中部太平洋付近で熱帯低気圧が発生し、ハワイ諸島の一部が土曜日から週明けにかけて豪雨と雷雨に見舞われる可能性があるとして、住民に対して停電や洪水などの被害に備えるよう呼び掛けている。
当局によると、熱帯低気圧は現在、島の南東約1,200マイルほどの位置を西に時速10~15マイルの速さで移動中で、今後2日間でカテゴリー3のハリケーンに発達する可能性があるものの、その後水温が低い海域を通過することで勢力が弱まり始めると予想。今後、週末または来週初めまでにはハワイ諸島付近を通過し、とくにハワイ島とマウイ島の一部に大雨や強風、高波などの被害をもたらすかもしれないとしている。
なお、米気象サービスなどは熱帯低気圧の進行方向などを注視しており、今後、必要に合わせて警報や注意報などを発令する見込みであるとするとともに、市民に対し最新の情報を入手して行動してもらいたいとしている。
参考:KITV4