マウイ島中央部にあるプウネネ郵便局が13日(金)より一時閉鎖となっている。プウネネ郵便局は、1900年に設立された100年以上の歴史を持つ郵便局で、郵便業務のほかに私書箱への郵便物の配達等を行っていた。
プウネネはかつて、病院、学校、個人商店、製糖工場などが建ち並ぶプランテーションの街として賑わっていたものの、近年は郵便局のみがある小さな町として島民に親しまれていた。
プウネネ郵便局の利用者のひとりは「世の中は変わるものだとわかっているし、変化には従うしかありません。でも1980年代からこの郵便局を利用しているため、歴史ある郵便局の建物を存続させてもらいたいです」とコメント。同郵便局の建物の新しい所有者である建設会社のナン社が、建物を保存することを期待するとしている。
なお、今回の一時閉鎖は、プウネネ郵便局の建物の老朽化しているためで、米郵便公社では、同郵便局の再オープン時期は不明であるとするとともに、同郵便局を利用している約600名の顧客は、約2マイル先にあるカフルイ郵便局で郵便物の受け取りができるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ