ハワイ島の外来種委員会は、島内で害虫のサイカブトムシ(coconut rhinoceros beetle)の成虫を捕獲したと発表した。ハワイ島では今年4月にもサイカブトムシが捕獲されており、同島でサイカブトムシが捕獲されるのは2度めとなる。
委員会によると、今回サイカブトムシの成虫が捕獲されたのは、2023年10月にハワイ島で最後にサイカブトムシの姿が確認された場所から約200ヤードほど離れたワイコロア地区で、同地域にはサイカブトムシの罠が30以上設置され、当局が定期的に監視を続けていた。
なお、サイカブトムシは、ハワイ諸島に生息しているヤシの木の種子のほか、バナナやタロ、パイナップル、サトウキビなどにも悪影響を及ぼす害虫として知られており、当局者らは住民に対し、庭に敷わらなどがないか注意深く検査することや緑の廃棄物を地域外に持ち出さないよう勧告するとともに、サイカブトムシの姿を確認した場合には、当局に連絡してもらいたいと呼び掛けている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ