州当局は、昨年8月の火災によって焼失したマウイ島ラハイナ地区のキングカメハメハ3世小学校の再建に関し、フロント通り沿いの同じ場所に再建することはできないと発表した。
当局はキングカメハメハ3世小学校を以前と同じ場所に再建できない理由として、同小学校があった場所で行われていた瓦礫撤去作業中に、コンクリート板の下から人骨が発見されたためと説明。関係者は「1つの場所から赤ちゃん2人と大人2人、計4人の遺骨が見つかりました。小さな遺骨ですが、どんなに小さくても私たちにとっては大切な先祖の遺骨です」とコメント。カメハメハ王朝の神聖な王室の敷地とされる旧校舎跡地には、埋葬用の納骨堂を設置する予定であるとしている。
このほか当局は、キングカメハメハ3世小学校の元敷地に関し、5.5エーカーの土地は現在のゾーニング法には狭すぎるうえに、津波地帯にあるため、同地区に小学校を再建するのは最善ではないと説明。今後、ラハイナタウンの周辺に小学校再建のために必要とされる12エーカーの敷地を模索中であるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ