オアフ島にあるカピオラニ女性・児童医療センターに勤務している看護師約600名は3日（水）、病院側と3年間の新しい契約に合意した。カピオラニ病院では、看護師と病院側が1年以上にわたって勤務等に関する契約に関して話し合いを行っていたものの、2回のストライキや18日間のロックアウトなど、合意に至るまでに様々な問題が発生していた。

看護師協会によると、カピオラニ病院に勤務している約600人の看護師の98%が合意した新契約では、今後4年間で平均して約3.5%の昇給の実施、5年、10年、15年にわたって同院に勤務している看護師に対して勤続年数に応じた昇給の実施、患者の病状やニーズに基づいて人員配置を柔軟に調整することや、新しい看護師の採用と現職看護師へのサポートを目的とした継続的な採用および維持プログラムへ取り組むことなどの内容が盛り込まれている。

なお、病院側と看護師が新契約に合意したことで、多くの看護師は早くとも6日（日）には職場復帰する見込みとなっている。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ