オアフ島ワイキキにあるホノルル動物園は、同園で飼育されていた2頭のチンパンジーのクミとキバレをテキサス州にあるグラディスポーター動物園に移送したと発表した。
今回のテキサス移送は、同園にあるチンパンジーの飼育施設のアップグレードの準備の一環として行われたもので、移送された49歳の母親と34歳の息子の母子チンパンジーは、1994年にセントルイス動物園からホノルル動物園へ引っ越し後、長年にわたって来園者に親しまれていた。
ホノルル市のサントス園長は「チンパンジーたちはそれぞれ性格も特徴も異なり、2頭がいなくなるのはとても寂しいです。しかし、新しい社会集団の中で彼らが人生の新たな章を始めることを、私たちは皆とても楽しみにしています」とコメントしている。
なお、1990年代初頭に建設された同園のチンパンジーの飼育施設では、飼育スペースや見学エリアなど、飼育施設の改修工事が予定されており、将来的に新たな霊長類を迎え入れる計画も進められている。
参考:KITV4