カホオラウェ島保護委員会は、マウイ島沖に浮かぶ無人島のカホオラウェ島で、ハワイアオウミガメの営巣地の存在を確認したと発表した。
カホオラウェ島保護委員会では、過去20年間にわたってカホオラウェ島のホノカナイアビーチに自生しているバッファ草を除去し、ハワイアオウミガメが巣穴を掘りやすい在来のアキアキ草に植え替える活動などを実施。今年5月に自生していたアキアキ草の中でハワイアオウミガメの営巣地の存在を確認し、その後、孵化したウミガメを海にリリースしたとしている。
委員会の関係者は「ハワイアオウミガメの巣の発見は、カホオラウェ島の生態系の回復に関する勝利であるだけでなく、ハワイアオウミガメの個体数の回復と島の驚くべき治癒能力の象徴でもあります。カホオラウェ島の環境回復に長い間取り組んできましたが、島の海岸に生命が戻ってきたことを目の当たりにすることは、私たちの活動が実を結んだことの証明となりました」とコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ