ハワイ農務局は、オアフ島のホノルル港で15日(火)、ハワイ州への持ち込みが禁止されているスカンクを捕獲したと発表した。
当局によると、10日(木)にホノルル港の第一埠頭駐車場付近で、スカンクが走り回っているとの通報を受け、その日のうちに罠を設置。その翌日となる11日(金)の深夜に、フェンス越しに敷地内に出入りするスカンクの姿を米国移民局の防犯カメラがとらえ、検査官らが捕獲を試みたものの失敗。15日(火)夜に当局の警備員が、貨物保管コンテナの下にスカンクがいるのを目撃したと報告し、その後、農務省の検査官3人が網、棒、木の板を使ってスカンクを隠れ場所から追い出し、捕獲に成功したとしている。
スカンクは、全米で狂犬病を持つ4種の主要な野生保菌種の1つとして認識されており、州当局ではスカンクの州内への持ち込みを厳しく制限。今回捕獲されたスカンクも捕獲後に検疫病検査が実施されている。
なお、ホノルル港のピア1では、2018年2月、2021年1月、2021年7月、2022年6月にもスカンクが捕獲されているほか、近年、マウイ島でも2020年12月と2018年8月にスカンクが捕獲されているものの、いずれのスカンクも狂犬病検査では陰性だった。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ