ハワイ州当局は、オアフ島内で害虫のサイカブトムシ(coconut rhinoceros beetle)の被害が拡大していることをうけ、オアフ島から今後、堆肥、木材チップ、マルチ、高さ4フィートを超えるヤシなどの造園資材をサイカブトムシの被害が確認されていない地域への輸送を禁止すると発表した。
オアフ島以外の島では、サイカブトムシの存在は確認されているものの、オアフ島ほど繁殖や被害は拡大しておらず、当局では今回、オアフ島をサイカブトムシの被害地域と指定するとともに、サイカブトムシの被害拡大防止のため、同島から他島へ造園資材の輸出を少なくとも1年間は制限するとしている。なお、違反者には最高25,000ドルの罰金が科せられる。
当局では、すべての港で検疫を強化し、サイカブトムシの駆除に取り組むとともに、市民に対し、サイカブトムシを発見した場合などには、当局にレポートしてもらいたいと呼び掛けている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ