ホノルル市当局は、ワイキキのクヒオ通りに市バスなどの特定車両のみが通行できる専用レーンを設置すると発表した。

当局では今回、西方面行きのクヒオ通りのカパフル通りからラウヌイ通りの区間に市バスのほか、民間のツアーバス会社の車両や配送トラックなどのみが通行できる特定車両専用レーンを設置する予定で、今後約1カ月かけて特定車両専用レーンの敷設準備を行うとしている。

当局によると、ラッシュアワーにクヒオ通りを通行する人の44%が乗用車に乗っているものの、残りの人は徒歩か自転車に乗るか、市営バス、民間バス、ツアーバスに乗って移動しており、特別車両専用レーンを設置することで、一般車両とそのほかの車両の通行がスムーズになるとの見方を示している。

市の交通サービス副局長であるジョン・ヌーチ氏は「ダウンタウンには市バスの専用レーンがありますが、専用レーンを設置したことで市バスでの移動時間が20～30%短縮されたことが明らかになっています。多い時には1分間に1本は市バスが走る道路であるクヒオ通りだからこそ、専用レーンを設置することに意味があるのです。また、特別車両専用レーンは、計画通りに機能すれば非常に効果的な追加となりますが、計画通りにいかなかったり、期待通りにいかなかったりした場合は、簡単に変更することができます」とコメントしている。

なお、当局ではクヒオ通りの東行き方向の車線にも特別車両専用レーンの設置を検討しているものの、現時点で東行き方面での特別車両専用レーン設置は予定されていない。

参考：ハワイ・ニュース・ナウ