ホノルル市消防局は、消火活動と捜索救助活動のために最新の双発ベル429ヘリコプターを導入したと発表した。
当局が1,060万ドルを投じて導入した最新ヘリコプターは、当局が保有している3機の古い単発MD520ノターモデルよりも遠く、長く、スマートに飛行することが可能となっているほか、高度な航空電子機器を備え、馬力が2倍になっているため、パイロットは起伏の多い地形での飛行や強風にも対処できるとしている。
ホノルル消防局の上級パイロットであるダスティン・ハリス氏は「最新のヘリコプターは、州内のどこにでもすぐに到着することが可能で、大規模な災害が発生した場合でも、避難、物資の投下、その他必要なあらゆる対応を行うことができます」とコメント。空中からの消火活動の際には、1つのバケツで260ガロンの輸送し、複数回にわたって散水することができるほか、天候が悪化して外が見えなくなった場合などでも、パイロット1名でIFR飛行が可能な装備が備わっており、視界不良の際でもパイロット1名で安全に飛行できるとしている。
なお、消防局では来年6月までに最新ヘリコプターの本格導入を予定しており、今後、訓練や練習任務などが行われる見込みとなっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ