ハワイ州保健局は12日(火)、オアフ島の廃水処理場からH5型鳥インフルエンザを検出したと発表した。ハワイ州で鳥インフルエンザが検出されたのは初めてとなる。
当局は、検体は今月7日(木)に採取され、12日(火)に結果を受け取ったと発表。ただし、検体を採取した詳しい場所の詳細等は明らかにしていない。
当局側は、今回検出されたH5型鳥インフルエンザが、全米各地で鳥類や哺乳類の間で流行が拡大しているH5N1型か否かはさらなる調査が必要となっているものの、現時点でH5N1型が人から人へ感染している証拠はないほか、ハワイは全米で唯一、鳥類や動物からH5N1型が検出されていないとコメント。また、人や動物へのH5N1型感染の報告もないため、州全体のH5N1型に対するリスクは低いままであるとしている
なお、当局は今後、さらなる調査、予防、公衆衛生監視活動のため、連邦農業・野生生物局と協力するとしたほか、市民に対し、保護具なしで病気または死亡した鳥、家畜、野生動物に触れないことや、家禽、家畜、野鳥などの病気や死亡が確認された際には、獣医師などに報告するよう呼び掛けている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ