ハワイ火山観測所は29日(日)、ハワイ島のキラウエア山の噴火活動が再開したと発表した。キラウエア山では23日(月)に約3か月ぶりに噴火活動を再開。その後、25日(水)に噴火活動が一旦停止していた。
当局は今回の噴火は、キラウエアのカルデラ内での6回めの噴火で、過去の噴火の際には、噴火の継続期間は約1週間から1年以上までさまざまで、今回の噴火活動もどれほどの期間にわたって継続となるかは不明であるとしつつ、現時点で噴火活動はカルデラ内に留まっており、周辺の居住地域に脅威を与えることはないとしている。
なお、公園当局は火山見学に訪れる訪問者に対し、トレイルの閉鎖区間への立ち入りを行わないように呼びかけるとともに、夜間に訪問する際はヘッドランプなどを持参するよう促している。また、火山活動によって発生する霧「Vog(ヴォグ)」の発生量が増加しているとして、とくに呼吸器系の疾患を抱えている患者など、ヴォグの影響を受けやすい人々に対し、注意を呼びかけている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ