全国的な鳥インフルエンザの発生により、ハワイ州では卵不足とそれに伴う卵の価格高騰が続いている。
ハワイ州農務省が発表した最新の報告書によると、1ダースのハワイ地元産卵の価格は2021年の$6.91から2024年には$8.87と約28%上昇しているほか、米本土からハワイに輸入されている卵の価格も$5.50から$8.35と約52%上昇しており、地元産の卵と米本土から輸入されている卵の販売価格の差が縮まっている。
ハワイ農業委員会のシャロン・ハード委員長は「米本土での鳥インフルエンザの発生は、ハワイの食糧安全保障がなぜそれほど重要なのかを示す1つの例です。地元の農家や牧場主を支援することは、私たちの食糧供給の確保につながっているのです」とコメントしている。
なお、当局では、ハワイ州内でも鳥インフルエンザの発生が確認されてはいるものの、現時点でハワイの卵生産施設は影響を受けていないとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ