ホノルル市当局は、オアフ島カネオヘ地区にある通称「天国への階段」と呼ばれている立ち入り禁止のトレイル、ハイクステアーズに不法侵入したとして、7名を逮捕したと発表した。
当局によると、ハイクステアーズから金属製のバリケードを崖下などへ投げ落とす動画が拡散したことを受け、該当者に関する捜査を実施。捜査の結果、不法侵入と窃盗の疑いで米軍関係者の2名が逮捕され、その後、4人の成人と1人の未成年者がカイルア警察署に出頭してきたとしている。
ホノルル市のブランジアーディ市長は、拡散された動画に映っていた行動に関し「若者たちがトレイルに設けられているバリケードを投げ捨てるといった行為は非常に危険です。もし誰かがトラブルに巻き込まれたら、救助等を行う救急隊員をも危険にさらすことにもなります」と語り、今回の事件は「天国への階段」としても知られるトレイルを閉鎖する必要があることの証明になっているとしている。
なお、市当局は2024年4月にトレイルの階段の撤去を開始したものの、ハイキングコースの支持者による訴訟により、撤去作業は停止している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ