FEMA(米連邦緊急事態管理庁)は、2023年8月に発生したマウイ島ラハイナ地区の大規模火災の被災者向けとして進めていた仮設住宅群「キロハナ」が完成したと発表した。
2023年10月から約13カ月かかって完成した仮設住宅群は、米本土で建設されてマウイ島に輸送されたモジュラーホームで、基本的な家具が備わった1、2、3ベッドルームなど、合計167戸のモジュラーホームの一部にはアクセスや機能的なニーズを持つ居住者向けの施設もある。
FEMAの合同住宅タスクフォースリーダーであるフォレスト・ランニング氏はキロハナプロジェクトに関し、建設現場は岩だらけで、道路や公共設備、水道、下水道などの重要なインフラを設置するのに困難を極めることもあったとし「キロハナの建設はFEMAにとってまったく新しいタイプの住宅プロジェクトで、私たち全員が新しいことを学び、プロジェクトには柔軟に取り組む必要がありました」とコメントしている。
なお、今回完成した仮設住宅群は、州の仮設住宅プロジェクトである「カ・ライ・オラ」に隣接している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ