ハワイ州上院議会は13日(木)、オアフ島でのカジノを許可する法案を否決した。
今回上院議会が否決した上院法案893号は、新アロハスタジアム娯楽地区とアラモアナ地区に建つハワイコンベンションセンターに設けられるカジノ施設に20年間のライセンスを与えるというもので、同案の反対派からは、カジノを許可すると犯罪が増加し、最終的には地元の家族に損害を与えると主張していた。
いっぽう、新アロハスタジアムプロジェクトの開発者スタンフォード・カー氏は「開発プロジェクトの不足額は5億5000万ドルを超えており、不動産投資で補うことはできません」とし、カジノ収入がなければ同グループはプロジェクトから撤退せざるを得なくなるかもしれないとしている。
なお、同案では、カジノ施設に20年間のライセンスを与えると同時に、ハワイ賭博管理委員会を設立し、賭博収益に15%の税金を課し、ギャンブル依存症と闘うための基金を設立する案なども盛り込まれていた。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ