国内線で検疫書類のデジタル化を実施

2025.03.02

日刊ローカルニュース

ハワイ州当局は24日(月)、米本土からハワイへ到着する国内線の一部で、到着時の手続きを簡素化するパイロットプログラム「アカマイ・アライバル」を実施すると発表した。

「3月1日(土)から5月31日(土)の期間に試験導入となる「アカマイ・アライバル」は、電子書類で植物や動物に関する検疫申告ができるというもので、ハワイ州のグリーン州知事は「ハワイ到着前に国内線の機内で書類が配布されて記入を促されますが、書類に記入するためのペンを持っていない人も多いです。新たな電子書類の導入で、書類に記入することができなかったといった事態を回避することができるようになるでしょう」とコメントしている。

ハワイ州法では、米国本土からハワイへ到着するすべての到着便で旅行者にフォームの記入を義務付けているものの、現時点で書類の完了率は約60%ほどとなっており、当局では電子書類の導入することで書類の完了率を向上することを目指すとしている。

なお、電子書類は英語のほかにスペイン語、タガログ語、日本語、韓国語、中国語などで質問内容を表示することができるほか、当局では今回の試験導入が採用された場合、将来的に検疫に関する質問のほか、観光データに関する質問なども盛り込むことができるようにしたいとしている。

参考:ハワイ・ニュース・ナウ

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