オアフ島イヴィレイ地区にホームレスのための新しい一時的住居シェルター「クム・オラ・ホウ」がオープンした。
ハワイ語で新しい命の源を意味するクム・オラ・ホウと名付けられたシェルターは、最大24人の入居者を収容できる13のユニットで構成されているほか、精神衛生、記憶または脳損傷の問題を抱えたホームレスの個人を支援するため、神経科学、行動保健、およびトラウマ・インフォームド・ケアも提供している。
ハワイ州のグリーン州知事は「双極性障害や統合失調症、メタンフェタミン中毒、または慢性的な暴力による外傷性脳損傷などを患っている場合、脳の調節機能が危機に対処できず、さらに深刻な状況に陥ります。最終的に制御不能に陥り、病院に運ばれるか、最悪の場合、路上で亡くなることになるかもしれません。クム・オラ・ホウで提供されるケアは、慢性的なホームレスの症状だけでなく、その根本原因に対処するように設計されています」とコメントしている。
なお、ホノルル市では今年夏までに、さらに3つのシェルターユニットを開設し、クム・オラ・ホウを含め、ホームレスの人々にサービスを提供できるベッド数を約100床に増やす予定であるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ