当局では、これから絶滅危惧種のハワイアンモンクシールの出産シーズンがスタートするとして、市民に対し、注意と理解を呼び掛けている。
州土地天然資源局によると、2024年には34頭のアザラシの誕生が確認されたほか、今年はすでに3頭のモンクアザラシが誕生しており、ハワイ諸島で生まれる絶滅危惧種のモンクアザラシの数は増加している。
当局関係者は、モンクアザラシは一年中出産するものの、その大半が3月から8月にかけて誕生し、出産後、後5~7週間にわたって子どもに授乳して世話をすると説明。さらに、授乳中の母親は非常に保護的になり、近づきすぎると攻撃的に反応する可能性があるとして、市民に対して子どものモンクシールを連れた母親には、陸上でも水中でも少なくとも150フィートのスペースをとって接近しすぎないよう注意を促しているほか、ビーチにいるときは常に犬にリードをつけておくことや、ビーチでモンクシールを目撃した場合は、NOAA海洋野生生物ホットライン(888-256-9840)に通報するよう呼び掛けている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ