受け継がれる戦争の傷跡と人々の想い
時と国境を越えて生きた歴史を学べる場所

　第二次世界大戦の幕開け、日本軍による真珠湾攻撃により沈んだアメリカ軍の戦艦アリゾナ号。今も海中で乗組員たちの遺体と共に眠る船の海上に建てられた記念館を訪れることができる。ビジターは施設に関する映画の鑑賞が義務づけられており、映画鑑賞後、専用のフェリーで記念館へ渡る。フェリーは出発時間と定員が決まっているので、確実に記念館へ行くには早めの来場が必須だ。入場は無料で、代わりに寄付を募っている。また敷地内には資料館もあり、アメリカ視点から見た第二次世界大戦の様子を学べる。戦争の悲惨さを感じるだけではなく、違なる視点から見た戦争のあり方や、生存者の想いなどを実際に見聞きできる歴史的な場所だ。