2007年11月30日
ハワイでのダイニング

ハワイのお料理あれこれ

アジア、アメリカ、ポリネシア、ヨーロッパ、そしてミックス。ハワイにはさまざまな国と文化を背景としたお料理が存在します。高級なものから日常的なものまで、食べることはハワイ旅行の大切な楽しみのひとつです。ハワイ・リージョナル・キュイジーヌとは、西洋的な調理法とアジアのフレーバーがミックスされたハワイ独特のお料理のこと。アラン・ウォンズやロイズといった有名シェフのお店で堪能できます。ハワイの日常的なお食事といえばロコモコやプレートランチ。ドライブインやショッピング・センター内のファーストフード系のお店で楽しめます。さらにはサンデー・ブランチのブッフェやパンケーキ・ショップ。朝から夜まで、ハワイの旅行者の胃袋は大忙しなのです。

お食事のボリューム

多くの場合、ハワイのお店で出されるお料理はボリューム満点。高級レストランにもプレートランチにも共通していえる特徴です。レストランなどではじっくり組み合わせを考え、少なめに注文してやっと標準的な日本人に完食できるボリューム。高級店では「Share」できるかをウエイターにたずね、OKであればシェアすることもお料理を楽しむための重要なテクニックのひとつになります。プレートランチも、お店によっては2人でシェアして適量。ハワイでは多くのものがアメリカンサイズなのです。なおレストランなどでお腹がいっぱいになってしまった時は、是非ともお持ち帰りを。「Lunch box, please」などとウエイターに頼めば、余りを持ち帰り用に詰めてもらえます。お持ち帰りは、高級店でも日常茶飯事に行われています。

レストランの予約

有名シェフのお店など、ハワイの人気レストランは連日お客さんでにぎわっています。従って、このようなお店では予約は必須。最終日に行こうなど、日程が決まっている場合には早めの予約が望まれます。「Reservation, please」と電話をかけ、まずは日時と人数を伝えます。後は「OK?」か「No?」を確認、「OK」なら予約は完了です。景色や夜景が美しいとされているお店では、予約の時点で窓際などのリクエストを入れておきます。また最近ではウエブサイト上やメールでも予約可能なお店が増えています。間違いを避けるためにも、あるいは日本からの予約にもとても便利な方法といえます。

レストランのドレスコード

生活習慣の異なる土地で、どうしても気になるのがドレスコード。高級レストランでは予約時にドレスコードについて確認をしておくことも重要です。ハワイの高級レストランでは、男性のノースリーブとサンダルのみNGというのが典型的なドレスコード。また、男性のジャケット着用や女性のドレッシーな服装をコードとするお店はハワイではごく一部。そもそもハワイでは、アロハシャツが男性の正装。例えば男性がパンツにアロハシャツを着ているだけで、随分と高級店に相応しい服装になるのです。他のレストランでは、Tシャツ短パンにサンダルでディナーを楽しむお客さんが多いのも事実。カジュアルに食を楽しめるのもハワイの魅力のひとつなのです。

アルコールとID

ハワイのレストランでアルコール類を注文する際、提示を求められるのがID。日本からの旅行者の場合、パスポートがこの際のIDに相当するものとなります。明らかな場合を除き、ハワイではアルコール類を販売する側にもこの行為は義務付けられています。特に宿泊先ホテルのラウンジやバーに行く時には、ついついパスポートをお部屋に置いてきがち。部屋まで取りに戻る手間を省くためにも要注意です。一方、ハワイのレストランの中にはアルコール類の持ち込みが可能なお店があります。例えばオープンしたてなどで、アルコールの販売許可待ちのケースがこれに相当します。予約時などにその旨を伝えられた場合には、好みのワインなどを事前に調達していく事になります。

禁煙について

ハワイ州では2006年11月より新禁煙法が施行され、公共の場はほぼ全面禁煙となりました。レストランやバーでも禁煙となり、喫煙可能な場所は、基本的には出入り口から約6メートル以上離れた場所に限られています。愛煙家の方は、ハワイのレストランに行く際には、日本と同じような習慣でレストラン内で喫煙をしないように、十分に気をつけましょう。

レストランでのお会計

ハワイのレストランは、そのほとんどがテーブルチェック。またレストランでは、各テーブルにそれぞれ担当のウエイターがついています。食後のデザートとコーヒーを終えたら、担当のウエイターが近くを通るのを待ちます。そして「Check, please」と、会計をお願い。トラベラーズ・チェックやキャッシュで支払う場合には、ウエイターの持ってきた伝票と一緒に渡します。チップは課税前の金額の15%が目安。紙幣のみでテーブルに置き、席を立ちます。クレジットカードの場合は、まずは伝票にカードをはさんでウエイターに渡します。次に来るのが、カードを切ったという2種類のレシート。このうち「For merchant」などと書かれたお店側用のものの「Tip」欄に、チップの金額もしくはパーセンテージを記入。合計額も記入してテーブルに残します。2種のレシートのうち「For customer」や「Customer copy」と書かれたものは、お客さん用の控え。クレジットカードの悪用を避けるためにも、こちらは必ず持ち帰ります。この際、自分用のレシートにもチップの金額をメモしておくと後々の参考になります。なお、ワイキキなどではチップになれていない日本人向けに、あらかじめ15%程度のチップがレシートに明記されてくる場合もありますので、面倒でもレシート内容はきちんとお店で確認しておきましょう。

タクシーを呼んでもらう

ワイキキ、あるいは大きなショッピング・センター以外のレストランで食事を楽しんだ際に必要となるのがタクシー。この場合、タクシーはお店に呼んでもらうのが基本です。お会計をお願いする際、あるいはウエイターが伝票を持って戻ってきた際に「Taxi」が必要な旨を伝えます。お会計の後は、しばしテーブルにてタクシーの到着待ち。タクシー到着時にはお店のスタッフが声をかけてくれます。ハワイの有名レストランの多くはワイキキから少し外れたエリアに点在します。また、飲酒運転を避けるためにもタクシーの活用は必要なものになります。レストランでお食事の際には、タクシー到着までの時間を考慮して余裕の時間設定を。

バレー・パーキングの利用

ワイキキの外に位置するレストランの多くが採用しているバレー・パーキング。お店入口付近で車を預け、パーキング側が適当な場所に車を移動保管してくれる仕組みです。まずはパーキングの入口で車を降り、有料の場合は料金を支払います。この際、貴重品はやはり車外に自分で持ち出します。またバレー・パーキングの場合、車はお店から離れた所に駐車される事もしばしば。車内への忘れ物も確認してから車を預けます。お食事後は控えなどを渡し、車の到着を待ちます。車が到着したら、ドライバーにチップを。ハワイでの相場は2~3ドル程度と考えられています。特別な注文のある時以外は、チップは車を受け取る時のみで適切のようです。

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